No.04741RM 1980s~
Pakistan
1980s / VINTAGE
1410 x 920 x 7mm
全体から出ているヴィンテージラグらしい馴染んだ良い雰囲気。
味のある良いヴィンテージラグだなと思うんですが、実はパイル(表面部分)が全てシルクで織られています。
お写真ですと分かりにくいと思いますが、経年変化で褪色している色味からとっても綺麗な光沢が出ていて艶があるのに色味が変化している不思議な見た目をしています。
最高級の素材を使用して織られたラグに経年変化でヴィンテージの雰囲気が出たなんとも贅沢なラグですよね。
デザインはミフラーブの中に花瓶模様が織られています。
ミフラーブはモスクという礼拝堂の中にある龕をモチーフにしたデザインで古くからラグに織られてきたデザインの一つです。
そしてそのミフラーブ内の中央に織られた花瓶模様には富の象徴という意味があって華のある美しい見た目をしています。
ミフラーブ上部にもお花の柄が沢山織られていてメインボーダーとサブボーダーにも一周お花の柄が織られていますね。
配色は、コバルトブルー・コーラルレッド・ブラウン・フォーン・ブラック・ホワイト・ネイビー・ベージュ・アイボリー・ベビーピンク色のシルクが使用されています。
色味が濃かったり薄かったり変化していたりと全体に褪色が見られてヴィンテージラグらしい雰囲気がとても素敵です。
シルクなのでウールに比べると全体的に淡い色味をしていてとにかく艶が綺麗に出ております。
日差しが差し込む場所に敷いておくと光を反射して光沢が綺麗に見えますよ。
経糸には強度のあるコットンを使用していて、パキスタンラグでは珍しいダブルノットという技法で織られているので作りがとても丈夫です。
雰囲気のある擦れが部分的に若干出てきていて毛足が短くなっている箇所もございますが、厚みはヴィンテージのパキスタンラグでは平均的な7㎜程ございます。
明るい場所ではキラキラとした光沢も見られる表面の上質なシルクは、40年物のヴィンテージとは思えない程ツルツルとしていて滑らかで素肌で触れてもとっても気持ちの良い手触りです。
褪色して色味が変化している箇所がございますので最後のお写真をご覧ください。
その他にご質問等ございましたらお気軽にお問合せください。