No.01929 1990s~
Iran
1990s / VINTAGE
920 x 650mm
日本でも浸透してきているギャッベですが、元々はイランが発祥の地。今ではインドやアフガニスタン産のギャッベなんかもございますが、実はギャッベもペルシャ絨毯なんです。
名前の通りざっくりと織られていて、分厚い厚みが特徴です。
こちらのギャッベは好みが分かれるだろうマスタードカラーのイラン産。この色味は流石にウチには派手かな〜なんて思う方もいらっしゃいますよね。確かにトーンを揃えたお部屋にいきなりこのラグが入ったら違和感がすごい事になりそうですが、色々な家具や植物があるお部屋でしたら、サイズが小さいというのもあって意外と馴染んでくれます。
色味はマスタードの存在感が強めですが、入っている動物と人間の柄はちょこんと織られていて、控えめな印象。また、よく見るとフィールドに使用されているウールはマスタードだけではなく、グリーンやブラウンのウールも混ぜられて織られています。他の色味が入っているので濃く見える部分があったりして、グラデーションになった色味に奥行きを感じられます。
マスタードなどの鮮やかな色味を一色で織ると、平坦な色味になってしまい、それこそ重くなりがちですが、こうやって少し暗めの色が入っていたりすると、違和感なく馴染んでくれるんです。
6〜7mmがラグの中では平均的な厚みですが、こちらのギャッベはその倍以上の厚み、16mmもございます。分厚いラグですが、経糸にも緯糸にもウールを使用して織られていますので、フワフワでソフトなウール100%の質感がとても肌触り良いです。