No.05773RL 1980s~
Iran
1980s / VINTAGE
1970 x 1120 x 10mm
羊毛本来の無垢な温もりと、遊牧の地が育んだ素朴なプリミティブ・アート。
イラン南部・シラーズ地方の誇り高き遊牧民「カシュガイ族」によって織り上げられた、ありのままの生命力を宿すヴィンテージラグです。
縦幅は1.9メートルに横幅は1.1メートル超という、ソファーの前やパーソナルチェアの足元、ベッドサイドなどにゆったりと敷ける使い勝手の良いサイズ感。
このラグをお部屋に広げると、まるでカシュガイ族の住まうテントの中に招かれたかのような、独特の民族情緒とおだやかな静寂が空間に満ちていくのを感じていただけます。
このラグの最大の特徴は、染料を使わない「無染色(原毛)のウール」を用いて織られていることです。
アイボリー、グレー、そしてブラックのグラデーションはすべて、羊が本来持っていた自然の毛色そのもの。
よく見ると、グレーの中に少し濃い毛や茶色い毛が優しく混ざり合っており、機械織りには決して出せないオーガニックな色ムラが、ラグ全体に「のぺっとしない」豊かな奥行きと柔らかな温かみを与えています。
自然そのものの色味であるため、木の温もりを湛えたヴィンテージの木製家具や、アッシュ・オークなどの明るい無垢材ととっても良く自然に馴染み合います。
さらに「モンステラ」や「フィカス」など、生き生きとした瑞々しい観葉植物を隣に添えれば、大地の色彩(アースカラー)と葉のグリーンが美しい調和を見せ、心地よく深呼吸したくなるスペースが完成しますよ。
フィールドに力強く3つ連結して描かれているのは、幾何学調のクラシカルなメダリオン。
角のように突き出たこの特徴的な形は、カシュガイ族がとても大切にしている「羊のツノ」をモチーフにしたもので、古くから部族の間で『厄除け・魔除け』の願いを込めて織り継がれてきた特別なお守りの文様です。
ボーダー(外枠)には、波打つサブボーダーのギザギザラインが、全体の渋い印象に可愛らしいリズムを与えてくれています。
経糸には、頑丈な山羊の毛(ゴートウール)も織り混ぜられており、強度をしっかりと保ちつつ、手織りならではのしなやかなクシっとした柔らかさを併せ持っています。
厚みはヴィンテージとしては頼もしい10㎜ほど。
ペラペラ感もなくもっちりとした弾力があるため、直接ラグに座って本を読んだりゴロンと寝転がったりしても、底冷えを感じることなく良いクッション性でリラックスしていただけます。
表面のウールはサラサラとしていて柔らかく、原毛ならではの滑らかな手触り。
チクチク感はありませんので、一年中素足で気持ちよくお使いいただけます。
長い年月を経たヴィンテージですので、全体的な擦れのほか、セルベッジのほつれ、中央左部分に約4㎝の丁寧な補修箇所が見られます。(詳細は最後のお写真4枚をご覧ください。)
これらの経年変化こそが、40年以上の物語を紡いできた証であり、ヴィンテージならでは本物の雰囲気を醸し出しています。
染めない原毛が持つ、ありのままの贅沢さと渋い佇まいを併せ持った素敵なヴィンテージのトライバルラグです。
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