No.04946RS 1970s~
Iran
1970s / OLD
740 x 590 x 8mm
イランの遊牧民のカシュガイ族が織ったオールドペルシャ絨毯。
経年数が50年を越えたとても希少価値が高いオールドラグ。
毛足が短くなって硬かった織り目が段々と緩くなってクタッと柔らかくなった質感など全体から良い雰囲気を感じられます。
ペルシャ絨毯は使い込まれたラグほど価値があると言われておりますが、このラグを見てこの雰囲気を感じると確かにその意味がわかってきます。
年々数が見つかり難くなってきていますが、古い家具や物がお好きな方にはオススメの一枚です。
デザインはカシュガイ族らしく3連のメダリオンとその周りには動植物の柄が織られています。
遊牧民のカシュガイ族が織るラグは自然界からインスピレーションを受けた柄がアイコンのように織り込まれることが多いんですが、このラグにもお花や鳥など可愛らしい柄が織られていて、その特徴が良く出ていますね。
配色は、ネイビー・オレンジ・アイボリー・サファイアブルー・スカイブルー・カーキ・イエロー・ブラウン・ベージュ色のウールたちが使用されています。
全体的に褪色し始めているので元の色からは変化していて馴染んだ色味が良い見た目をしています。
この馴染んだ色味でしたら家具にもスッと合いますし空間にもすぐに溶け込んでくれると思いますよ。
部分的に色味が切り替わっていたり遊牧民が織るトライバルラグらしさも見て感じられる人間味のある配色というのも良いですね。
オールドラグらしく経糸まで全てウールのみで織られていますが、イラン織りというウールを二重に織り込む技法で織られているのでとても丈夫です。
毛足が短くなっている箇所もございますが、厚みはヴィンテージラグでは平均的な8㎜程ございますのでラグに直接座っても心地良くお過ごしいただけると思います。
1970年代に織られたラグですが表面の上質なウールはサラサラとしていて良い手触りです。
ウール特有のチクチクもございませんので素足でも安心してご使用ください。
上手にお直しされているので気になりませんが、セルベッジと中央付近に補修跡がございますので最後のお写真2枚をご覧ください。
その他にご質問等がございましたらお気軽にお問合せください。