No.02664RL 1980s~
Afghanistan
1980s / VINTAGE
1790 x 1060 x 7mm
全体の毛足が短くなってきていて良い雰囲気が出てきたヴィンテージのトルクメンラグ。
機械で刈られたヴィンテージ風とは違い実際に時間と共に自然に短くなってきた見た目には本物の雰囲気がございます。
格好良さの出た本物のヴィンテージトルクメンラグですが、このラグは特徴的な所があるんですよね。
それはボーダーに入った差し色です。
トルクメンラグでこんな差し色が入ったラグは見た事がなかったんですがそれもそのはずで、この差し色の部分は後から入れられた物なんです。
補修などで後入れで継ぎ足されることはよくあるんですがここは補修ではなくてデザイン的に後入れされたんだと思うんですよね。
他のウールたちに比べるとまだ経年変化もそこまで出ていないし、きっとオーナーが変わった時に味足しされた部分なんです。
でもそれがこのラグの特徴になっていて、確かにトルクメンラグには似つかない色なんですがそれがとっても格好良い。
一点物のパーソナリティーを感じる部分だな〜っと愛着が湧きます。
そんな差し色が入った配色には、バーミリオン・ベージュ・グレー・ブラック・オレンジ・スカイブルー色のウールが使用されています。
メインカラーのバーミリオンは元々赤だった色が褪色して変化していて、ブラックも少しダークブラウンに近い色に褪色しています。
それらと比べるとやっぱりスカイブルーの差し色はまだ若さがあって、推測ですが後入されてから20年ほどしか経っていないんではないかと思います。
褪色してヴィンテージらしいとても良い雰囲気が出たフィールドにスカイブルーが映えた他には無い素敵な配色です。
デザインはトルクメンラグらしいギュル文様が織られています。
配膳する際に使用するシルバープレートをモチーフにしたギュルと言われている物でサイズが大きくて迫力のある見た目をしています。
綺麗に整列したデザインなので敷きやすいですし家具なんかにも合わせやすいデザインですよ。
織りは経糸に対してウールを二重に織り込むダブルノット織りという技法で織られるので強度が高くて重量がございます。
40年物のヴィンテージ品という事もあって、全体に雰囲気のある擦れが見られて毛足は短くなってはいますが7㎜程の厚みがございます。
この厚みがあればラグの上で寝転んだり座って読書する際にも十分心地良くお過ごしいただけると思います。
表面のウールはトルクメンラグらしくサッパリとしていて肌触りも心地良いです。
チクチクしない柔らかなウールなのでぜひ素足で上がってみてください。
その他にご質問等がございましたらお気軽にお問合せください。