No.04721RL 1980s~
Afghanistan
1980s / VINTAGE
1760 x 1140 x 7mm
赤を基調とした配色に縦横と揃ったデザイン。
一見するとトルクメンラグのようにも見えますが、こちらはバルーチ族がトルクメンラグをモチーフにして織ったトライバルラグです。
バルーチ族は他の産地や民族が織ったラグをよく模倣して織るんですが、元のデザインをそのままコピーするのではなく彼らのスパイスが必ず入るので彼らのオリジナルのデザインとして楽しめます。
このデザインはお花をモチーフにした柄が整列したデザインで、柄と柄の間には厄除けや魔除けの意味があるイーブルアイの柄が織られています。
ボーダーにはお花をモチーフにした柄と植物の葉をモチーフにした柄が織られていて、全体に均等に並んだデザインが織られています。
こういう整列したデザインですと見る方向が変わっても見た目に違和感がなく、敷く向きも縦でも横でも変わりませんので使いやすいという所が良いですよ。
見た目も飽きづらいですし家具にも馴染みやすいので手織り絨毯のデザインとしてとても優秀です。
配色は、ターキーレッド・ネイビー・ブラック・ベージュ・オレンジ色のウールが使用されています。
赤を基調とした配色なので存在感があって敷くとお部屋の雰囲気もガラッと変わると思います。
ネイビーですが特に中央付近に色味が薄くなっている様に見える箇所がございますが、こちらは色味が近いウールを合わせて織られている為で元からこの色で織られています。
物資調達が不安定なトライバルラグではこういった色の切り返された箇所がよくあるんですが、そこもまたそれぞれ違う個性なので一点物の良さを感じますよね。
全体的に若干褪色も出てきているので発色も落ち着いてきていてとても馴染みやすくなっていますよ。
経糸まで全てウールのみで織られたラグなのでとても柔らかくて簡単に折り畳む事も出来ます。
部分的に少し毛足が短くなってきていますが厚みはバルーチラグでは平均的な7㎜程ございますので、ラグの上で寝転がったり座ったりとくつろぐ際にも心地良くご使用いただけると思います。
表面のウールはサラサラとしていて柔らかく肌触りがとても心地良いです。
素肌で触れてもウール特有のチクチクはございませんのでご安心ください。
ちょこっと毛足が短くなっている箇所がございますので最後のお写真をご覧ください。
その他にご質問等がございましたらお気軽にお問合せください。