No.03538 1990s~

India

1990s / VINTAGE

1900 x 1170mm

中東の山岳地帯に多く自生している糸杉の木をモチーフに作られたボテ柄が全面に織られています。

天に向かって真っ直ぐに伸びる糸杉の容姿から、ボテ柄には永遠の命や子孫繁栄といった意味合いが込められているそうです。縁起の良い意味合いなので、このボテ柄は建物の彫刻として彫られていたり、スカーフなどにプリントされたりと、幅広く色々なところで見る機会があります。

また、このボテ柄実はペイズリー柄の原型とも言われているんです。私たち日本人の生活の中でもペイズリー柄はよく目にしますが、このボテ柄が元になっている説があるそうです。言われた後に見てみると確かに似て見えますよね。

ベースカラーの赤は薄らと褪色してきて綺麗な夕焼けのような朱色に近くなっていますが、テーブルの下に合わせてもしっかりと存在感を感じられます。

ベースカラーに合わせて、アイボリー・ベビーピンク・アイスブルー・モスグリーン・ネイビー・カーキのウールが使用されています。メインカラーに目がいきますが、ラグの上に置いた家具の間から見えたりした時に多色使いの柄やボーダーが可愛いんです。

厚みはラグの中でも分厚い１０㎜。そして強度の高いコットンの経糸にウールを二重に織り込んでいくイラン織りという技法で織られている為丈夫です。１０㎜も厚みがあるとラグに直で座りたい方にも十分なクッション性を感じていただけると思います。寝転んで本などを読んだりとラグの上でくつろぎたい場合にもオススメです。

表面のウールは柔らかくてサラサラとした毛足は素肌で触れても心地良いです。

クリーニングの際にフリンジなどに色移りしています。また、フリンジが一箇所短くなっているのと薄らですが裏面に印字がございますのでお写真をご確認ください。